機能の更新
重複ジオメトリ検出
ファイル内に重複して重なり合うジオメトリが存在する場合、通常はベクトルグラフィックスのファイルで、ツールパス作成やGコード出力時に問題が発生することがあります。重複して重なり合うジオメトリを検出する新機能が追加されました。
Drawメニュー内の「重複検出」機能とその設定ウィンドウ
このようなジオメトリが検出されると、ユーザーはそれらを選択、削除、または新しいレイヤーに移動して、より良い管理と整理を行うことができます。
重複検出後のアクション選択
設定可能な「移動禁止ゾーン」
ユーザーはシート上にジオメトリを描き、それらを適切にマークすることで「移動禁止ゾーン」を定義できるようになりました。この機能は、ツールの移動がこれらの制限区域を通過するのを防ぎます。出力生成時に、EnRouteはこれらのゾーンを通過する動きを自動的に回避します。
移動禁止ゾーンが設定・有効化されたツールパスのプレビュー
EnRouteインストーラーの改善
EnRouteインストーラーが強化され、アップデート時にユーザー設定を保持できるようになりました。既存のインストールを上書きした場合でも、設定ファイルや構成ファイルはそのまま残り、スムーズなアップグレード体験を提供します。
開いたオフセットパスの改善:開始と終了でツール半径を差し引く
開いたオフセットツールパスを適用する際、ユーザーはパスの開始点と終了点でツールの半径を差し引くオプションを選択できるようになりました。これにより、結果として得られる切削長さが画面に表示されているジオメトリの正確な長さと一致します。
トリムエンドなしとトリムエンドありの同じパスの視覚化
3Dラインエントリー対応のノーリフトツールパス
ノーリフトツールパス機能が改善され、3Dラインエントリーが設定されている場合にも対応可能になりました。この機能はエントリー角度が0に設定されている限り、シームレスに動作します。
標準リフト:
各パス間でツールがリフトします
標準オプションでのノーリフト:
パス間のツールパスに沿ってプランジ開始点が動的に移動します。
アラインオプションでのノーリフト:
プランジは各パスで同じXY座標を維持し、リフトせずに元のエントリ開始点に戻ります。
複数ファイルの同時インポート
インポートUIで複数ファイルを選択できるようになりました。さらに、EnRouteの設定で複数ファイルインポートの処理方法を設定可能です:
• ファイルを定義された間隔で自動的に隣接配置できます。
• 左クリックで視覚的に配置し、正確な位置決めが可能です。
出力時のサブパスの順序付け
G1出力ウィンドウにサブパスの順序付けの新オプションが追加されました。これにより、ツールパスグループを分割して整理し、効率的な出力管理が可能になります。
バックアップオプション
ヘルプメニューからバックアップを作成できるようになりました。
ヘルプメニューに新しく追加されたバックアップオプション
デフォルトではバックアップはCドライブのProgramDataフォルダに保存されます。
設定からバックアップの保存場所を選択
バックアップの読み込みは設定の読み込みオプションから行えます。
複数のバックアップを保持し、ソフトウェアを以前の状態に復元可能
パースペクティブビュー:ズーム機能の改善
パースペクティブビューでのズームイン・ズームアウトがマウスカーソルの位置に基づいて動作するようになり、他のビューと同様の直感的な操作感が得られます。
修正された不具合
- トリムツールが境界を誤認識し、ラインを再描画する問題
- スナップアークを接線に合わせてライン描画時、2つのアーク接線にスナップするとラインがジオメトリに接触しない問題
- EnRoute 24で「Simulate 2D」または「Simulate Ortho」から「Manual Ordering」に切り替えると順序が維持されない問題
- 最終パスが0に設定され、ノーリフトツールパス時に最後のパスでZ軸がリフトする問題
- 「Order Sub-paths」ボタンをクリックすると数字表示に視覚的な不具合が発生する問題
- ATP:生成された各ファイル/プレートごとに部品の印刷が繰り返される問題
- ATP - 両面処理:裏面が無限にループされる問題
- スパイラルフィルのカスタムセンター範囲が不正確な問題
- 最適化が「None」に設定されている場合、アダプティブスパイラルフィルがツールパスを生成しない問題
- 特定のZ深さのツールパスでエントリー/エグジットの編集が正しく動作しない問題